大阪市高速電気軌道では,2019(令和元)年8月から,乗客への案内を充実させることを目的として,全乗務員にタブレット端末を導入すると発表した.
導入台数は約1000台で,通信機能を活用した最新の運行情報の提供や,振替輸送案内機能の活用により,詳細できめ細やかな案内が可能となる.また,翻訳機能や異常時の多言語案内放送により,訪日外国人への案内を強化するほか,タブレット内に「eラーニングシステム」を搭載し,自主学習を促進することにより,乗務員の資質向上を図る.
さらに異常時の対応強化として,車両故障などの輸送障害発生時には,点検手順を端末に表示することで,迅速かつ的確な対応を行なう.これにより,早期の復旧につなげることでサービスの向上を図るとともに,規程類・マニュアルの電子化を進める.
大阪市高速電気軌道,全乗務員にタブレット端末を導入
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