近畿日本鉄道は,2019(令和元)年7月28日(日)から運転している「こふん列車」を,天美車庫において報道陣に公開した.
これは,百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産に登録決定されたことから,羽曳野市,藤井寺市と連携して,2019(令和元)年7月9日(火)から11月30日(土)まで行なわれている,近鉄エリアキャンペーン「こふんまち 羽曳野・藤井寺」の一環で運転されているもの.
今回「こふん列車」となったのは6020系の3両編成で,大阪阿部野橋方からク6148+モ6076+モ6075.外装は,古墳をイメージするイラストをラッピングし,前面には「こふんまち 近鉄エリアキャンペーン」の系統板と,前方後円墳をモチーフとしたヘッドマークステッカーが掲出されている.ヘッドマークステッカーは,百舌鳥古墳群エリアと連携を図るために南海電気鉄道と共通のデザインとなっている.
車内にも装飾が施され,埴輪で装飾された特別なつり革が使用されているほか,車内のいたるところに埴輪が配置されている.
この「こふん列車」は,南大阪線・吉野線・長野線・御所線で,当分の間運転される予定で,通常の営業列車のほか,一部ツアーなどのイベント時にも運転される予定.
写真はいずれも松本洋一撮影 天美車庫にて 2019-7-30(取材協力:近畿日本鉄道)