JR四国では,予讃線(松山—宇和島間)で運転している「宇和海アンパンマン列車」に,2019(令和元)年9月28日(土)から,新しいデザインの車両を導入すると発表した.
新しいデザインとなるのは2000系気動車2両で,前回の2012(平成24)年10月のリニューアルから約7年ぶりに新デザインとなり,今回で4回目のリニューアルとなる.デザインは,同じ予讃線を運転している「予讃線 8000系アンパンマン列車」のものを継承し,白色をベースに沿線風景の海や山々にも映える鮮やかな虹で2両を結び,沿線のにぎわいを盛り上げるキャラクターやその風土に親和性の高いキャラクターを取り入れている.
予讃線の「アンパンマン列車」は,2001(平成13)年10月に11両がデビューし,編成を換えながら特急“しおかぜ”(岡山→松山間),特急“いしづち”(高松—松山間),特急“宇和海”(松山—宇和島間)として運転されてきた.2016(平成24)年3月には,岡山・高松—松山間の8000系アンパンマン列車の登場と同時に,「宇和海アンパンマン列車」は,3両1編成の固定編成となり松山—宇和島間を1日4往復している.
今回の新デザイン車の運転開始にあわせて,9月28日(土)には出発式が予定されている.「宇和海アンパンマン列車」は,特急“宇和海”の下り(松山→宇和島)5号・11号・23号・29号の4本,上り(宇和島→松山)4号・10号・16号・28号の4本の合計8本に充当され,朝夕の通勤・通学時間帯は一般車両を連結して運転される.
画像:JR四国ニュースリリースから(©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV)