JR東海は,東海道本線刈谷駅について,ホームの拡幅や可動柵の設置などの改良を行なうと発表した.
刈谷駅については,JR東海と刈谷市との間で改良について協議を進めており,ホームについては,上下線の各ホームの幅をそれぞれ約6.2m拡げることで,下りホームが約12.6m,上りホームが約13.3mとなる.これにより,すべての番線(1〜4番線)に,全列車のドア位置に対応可能な可動柵を設置する.
あわせて,コンコースについても,現在の面積から約1.5倍に拡張し,自動改札機とエスカレータの増設を行なう.また,1989(平成元)年の橋上駅舎化以降も残っている駅北口の地平駅舎部分についても,橋上化を行なうほか,刈谷市が運営する地域交流拠点施設などを新設する.
工事費は,93.3億円(うちJR東海負担分が38.4億円)で,ホームの拡幅については,下りホームが2022(令和4)年度,上りホームが2024(令和6)年度まで,可動柵の設置については,下りホームが2025(令和7)年度,上りホームが2026(令和8)年度までに工事完了を予定.また,コンコースの改良についても2026(令和8)年度までの工事完了を予定している.
写真はいずれもJR東海のニュースリリースから