鉄道・運輸機構は,北海道新幹線の青函トンネル内における高速走行試験について,2018(平成30)年度に引き続き実施すると発表した.
北海道新幹線(新青森—新函館北斗間)のうち青函共用走行区間については,2016(平成28)年3月の開業時は140km/hでの走行であった.青函共用走行区間の高速化については,2017(平成29)年12月に国土交通省により設置された「青函共用走行区間等高速化検討WG」において,青函トンネル内での160km/h走行を2018(平成30)年度末に,また,青函トンネル内の下り線での210km/h走行を遅くとも2020(令和2)年度に特定の時期の一部時間帯において開始を目指す方針(時間帯区分方式)が取りまとめられた.
これを受け,2018(平成30)年9月に青函トンネル内において速度向上試験などを実施し,安全性の確認ができたことから,2019(平成31)年3月のダイヤ改正から160km/hでの走行を開始.しかし,北海道胆振東部地震などの影響により,当初予定していた210km/hまでの試験のうち,200km/h以上の試験を見送られていた.
今回の速度向上試験は,2019(令和元)年9月4日(水)から10月21日(月)まで実施し,青函トンネル内において,200km/hから260km/hでの試験走行を行なう予定.
北海道新幹線,青函トンネルでの高速走行試験を継続
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