『丸ノ内線方南町駅6両編成列車開通記念式典』開催

『丸ノ内線方南町駅6両編成列車開通記念式典』開催

▲式典に使用されたのは2000系第1編成.7月5日(金)のダイヤ改正以降,2000系は丸ノ内線の全線で運転されるようになる.

東京地下鉄(東京メトロ)は,2019(令和元)年7月4日(木),丸ノ内線方南町駅において6両編成による列車の出発式を開催した.

『丸ノ内線方南町駅6両編成列車開通記念式典』開催

▲新宿駅務管区長の合図で出発する臨時列車.

方南町駅は,中野坂上駅からの方南町支線の終点として,1962(昭和37)年3月に開業し,2017(平成29)年度には1日平均で約37224人が利用している.しかし,丸ノ内線では同駅のみホームが6両編成に対応していなかったことから,これまで中野坂上—方南町間は3両編成での折返し運転が基本となっていた.このため,中野坂上駅では,方南町支線から新宿方面への列車に乗換える必要があり,同駅での停車時間の増加や,列車遅延が発生していた.

西改札

▲ホームの延伸にともない,西改札は移設された.

 これらの問題を解消するため方南町駅では,6両編成の入線に対応する工事が行なわれた.ホームを26m延長するスペースを確保するため駅施設の移設などを実施し,およそ8年をかけて2019(令和元)年1月に6両編成の入線対応工事が完了した.

02系

▲1番線に停車中の02系.7月5日(金)以降は6両編成と3両編成が発着することから,3両編成の停車位置を示す看板が設置された.

 今回の延伸工事にあわせて,バリアフリー工事を含む駅改装工事が実施されている.駅改装工事では,駅構内の照明・サインシステムのLED化や,ホーム・各出入口・きっぷうりばの改修,出入口建物新設によるエレベータの設置,多機能トイレの新設などが行なわれた.床・壁・天井には,それぞれアクセントとなるラインを取り入れ,駅全体のデザインは統一されたものとなっている.

『丸ノ内線方南町駅6両編成列車開通記念式典』開催

▲バリアフリーに対応するため,エレベータとエスカレータを設置した駅出入りビルが環状7号線沿いに建設された.この3a・3b出口は2017(平成29)年12月に供用を開始している.

 7月5日(金)には,方南町駅ホーム延伸にともなうダイヤ改正が実施される.改正では,中野坂上—方南町間の一部列車が6両編成での運転となり,朝ラッシュ時間帯(7時〜8時台)については,中野富士見町始発の18本中,12本が方南町始発に変更される.また,始発・終発列車と朝ラッシュ時間帯の一部列車を除き,新宿行きを方南町行きに延長し,新宿始発の列車を方南町始発の列車に変更する(一部は荻窪発着に変更).これにより方南町から新宿方面を利用する場合,中野坂上で乗り換えることなく,都心方面にそのまま向かうことができるようになる.
02系

▲2番線に到着した02系.ダイヤ改正以降も中野坂上—方南町間の列車に使用される.

 このほか,日中時間帯の中野坂上—方南町間については,1時間あたりの運転本数を現行から1本を増発した9本とし,うち3本は6両編成による新宿・池袋方面の直通列車となる.
 方南町支線では,1996(平成8)年から支線用の02系が使用されているが,3両編成の02系については置換えは現時点では計画されておらず,ダイヤ改正以降も運用を継続する.

写真はいずれも百々貴俊撮影(取材協力:東京メトロ)