JR九州は,九州新幹線新八代—新水俣間のトンネル内において,携帯電話サービスエリアを拡大し,博多—新水俣間で携帯電話が利用できるようになると発表した.
これは,総務省が推進する電波遮へい対策事業の一環として,公益社団法人移動通信基盤整備協会と共同で進めているエリア整備の進ちょくによるもので,2019(令和元)年7月16日(火)始発列車から,NTTドコモ,KDDI(au),ソフトバンク(ワイモバイルも含む)のモバイルサービスが開始される予定.
九州新幹線のトンネルでは,博多—新鳥栖間の筑紫トンネルなどでは2011(平成23)年3月12日の開業当初から携帯電話の利用が可能であったが,筑後船小屋以南のトンネルについては,北側から順次エリア整備を進め,2017(平成29)年12月1日には新大牟田まで,2018(平成30)年6月26日には熊本まで,2018(平成30)年11月1日には新八代から南に12.7kmの区間までが,携帯電話の使用可能エリアとなっていた.今回は,新八代—新水俣間で残っていた22.0kmの区間にあるトンネルで整備が行なわれた.今後,新水俣—鹿児島中央間のトンネルにおいてもサービス提供に向けて工事が進められる予定.
九州新幹線の携帯電話サービスエリアが拡大
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