JR東海は,2019(令和元)年6月19日(水),リニア・鉄道館にN700系量産先行車を搬入し,作業のようすを報道陣に公開した.
リニア・鉄道館で展示されるのは,N700系量産先行試作車16両のうち,1号車(783-9001)・8号車(775-9001)・14号車(786-9201)の3両で,今回搬入されたのは1号車の783-9001.展示場所は,117系が展示されていた屋外で,1号車(783-9001)・14号車(786-9201)・8号車(775-9001)の順に連結される.
3時50分ごろ,トレーラでリニア・鉄道館に到着した783-9001は,車両全体を覆っているカバーを取り外されたあと,クレーンにより仮設台に移設し,台車の上に据え付ける作業が行なわれた.
今後,残る2両も搬入し,2019(令和元)年7月17日(水)から展示が開始される.常時車内を見学することができ,飲食も可能となる.
なお,これまで屋外で展示されていた117系3両(クハ117-30・モハ117-59・クハ116-209)については,クハ117-30を収蔵車両エリアに移設して展示する予定で,残る2両は展示を終了している.また,収蔵車両エリアに展示されていたクロ381-11については,6月7日(金)をもって展示が終了している.
写真はいずれも伊藤博康撮影(取材協力:JR東海)