鹿児島市交通局では,国際観光都市・鹿児島の盛り上がりを持続・発展させていく「次の時代に向けた魅力ある電車」として「NexTram KIRIKO」(ネクストトラム キリコ)の運転を開始したと発表した.
「NexTram KIRIKO」は,鹿児島市出身のデザイナー・砂田光紀氏にデザインを依頼し,同局の9500形9513号車を改造したもの.
外装は,これまで同局の車両では採用されていないロイヤルブルーを基調として,側面などにゴールド,上部にベンガラ色をあしらった上品な仕上げとした.
内装には,モザイクフローリングやパーティションポールなど,暖かみが感じられる木材をふんだんに使用したほか,外の景色を楽しめるパノラマシート席やハイバックソファー席など,同車だけの特徴的な座席を設置した.また,車内中央天井部に薩摩切子そのものを使用したスクリーンや,薩摩切子をモチーフにしたエンブレムを車両前面側面に配するなど,外観・内装から「KIRIKO」を感じることができるさまざまな装飾を施した.
「NexTram KIRIKO」は,通常ダイヤの中で運転され,運転ダイヤについては,鹿児島市交通局のページで公開されている.
写真はいずれも鹿児島市交通局のWEBサイトから