JR東日本,ホームドア整備計画など今後の安全施策を発表

JR東日本E235系

写真:JR東日本E235系  編集部撮影  東京総合車両センターにて  2015-3-28(取材協力:JR東日本)

JR東日本では,今後のホームドア整備計画など駅ホームや踏切における安全施策について発表した.

JR東日本E233系1000番台

写真:JR東日本E233系1000番台  編集部撮影  東大宮操車場にて  2007-9-27(取材協力:JR東日本)

 ホームドアの整備については,2018(平成30)年度末までに山手線・京浜東北根岸線を中心に36駅(線区単位では41駅)で整備が完了している.今後,2032(令和14)年度末ごろまでに,東京圏在来線の主要路線全243駅(整備済みの駅を含む,線区単位では330駅)にホームドアを整備するとしており,2020(令和2)年度第1四半期ごろまでに新たに15駅(線区単位では21駅)でホームドアの使用を開始する予定.なお,京浜東北線の蕨駅については「スマートホームドア®」を整備する.
 ホーム内側部分に線状突起を設けてホームの内外が分かるようにした「内方線付き点状ブロック」については,2015(平成27)年度末までに,1日あたりの乗降人員が10万人以上の97駅について整備を完了している.また,乗降人員が1万人以上10万人未満の261駅については,2018(平成30)年度末までに整備を完了している.3000人以上1万人未満の駅については,82駅で整備が完了しているが,今後,残りの121駅についても整備を推進し,2020(令和2)年度末までに完了することを目指す.
 視覚的・心理的にホーム端部の危険性に対して注意喚起を行なう「CPライン」の整備については,おもに転落や接触件数が多い首都圏を中心に整備を進めており,2018(平成30)年度末までに56駅128番線に整備が完了した.今後も2019(令和元)年度末まで累計88駅258番線の整備を計画しており,ホームドア整備工程を考慮して首都圏を中心に順次整備を拡大するとしている.
 このほか,2019年度においては,駅社員および車掌の安全確認に使用する「高解像度ITV」の整備や,車両の戸挟み検知機能の向上,踏切での障害物検知装置,全方位警報灯などの整備拡大を進めると同時に,利用者にも協力を呼びかける各種キャンペーンを推進する.同社では,今後も継続して,より安全な駅ホーム・踏切の実現に向けて取組みを推進し,5ヵ年計画の目標である駅ホームにおける鉄道人身障害事故3割減(2018(平成30)年度比)や,踏切障害事故の着実な減少を目指すとしている.

2019年4月20日掲載