JR東海では,2019(令和元)年5月中旬から6月中旬までの間,「N700S」確認試験車による速度向上試験を実施すると発表した.
2018(平成30)年3月から走行試験を開始している「N700S」確認試験車については,これまでも16両編成での基本性能試験のほか,バッテリ自走システムによる走行試験や8両編成での走行試験を実施し,必要な性能を有していることを確認してきたが,今回,「N700S」のポテンシャルを高い次元で確認するため,時速360kmの速度向上試験を実施する.
走行区間は,東海道新幹線米原—京都間の下り線を使用.5月中旬以降,順次速度向上し,最終的に360km/hでの走行試験を実施する.試験に際して,さまざまな両数への変更が可能となる「標準車両」の特長を活かし,モータを搭載する車両が14両から16両に変更される.
写真:JR東海N700S確認試験車 編集部撮影 浜松工場にて 2018-3-10(取材協力:JR東海)