東京急行電鉄では,2019年秋から目黒線用の新形車両として3020系の導入を開始すると発表した.
3020系は,2018(平成30)年に導入された田園都市線2020系や大井町線6020系と同様,車内には空気清浄機を設置し,座席は背もたれの高いハイバック仕様を採用することで,車内の快適性向上を図る.また,防犯カメラの設置や,全車両にフリースペースを設置し,バリアフリー対応を強化するとともに,編成全体の定員を増加させる.このほか,ドア上に配置するデジタルサイネージでは,多言語案内の充実を図るとともに,ニュースや天気予報などの情報サービスを提供する.今回は,6両3本が導入される予定.
あわせて目黒線では,混雑緩和と利便性向上を目的に,2022年度上期から,同社が保有する車両について6両編成から8両編成に順次変更し,輸送力の増強を行なう.目黒線用全26編成(3020系3編成を含む)の8両編成化は,2022年度下期の東急新横浜線開業までに完了する予定.
なお,目黒線の8両編成化にともない,追加される2両分のホームドアについても,8両編成車両の運行開始までに全13駅で整備が実施される.
写真はいずれも東京急行電鉄提供