日本信号など,ヤンゴン環状鉄道改修事業を受注

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2019年3月26日掲載
日本信号など,ヤンゴン環状鉄道改修事業を受注

日本信号は,住友商事・きんでんと協同で,ミャンマー国鉄からヤンゴン環状鉄道改修事業のうち,鉄道信号システム・信号用電力供給設備一式の改修事業を受注したと発表した.
 ミャンマー・ヤンゴン市内を走るヤンゴン環状鉄道(総延長約46km,全38駅)は,施設や機材,車両の老朽化が進み,列車運行速度の低下や遅延,脱線事故が頻発.現在は1周に約3時間を要しており,輸送サービス機能の向上が課題となっていた.
 本事業は,国際協力機構とミャンマーとの有償資金協力にもとづき計画された日本国政府開発援助事業の一環として実施され,契約金額は約70億円となる.工事区間は,ヤンゴン環状鉄道のうち,無償資金協力によって整備された2km分を除く,44km分で,今回の設備改修により,ミャンマーの鉄道の安全性と運行速度向上に寄与するほか,都市部における深刻な交通渋滞の軽減を目指す.着工は2019(平成31)年4月以降で,2022年5月の完工予定としている.
 住友商事は,これまでに国内外で積極的に鉄道関連ビジネスを展開しており,東南アジア,米国,東アジアを中心に数多くの鉄道建設案件,車両輸出案件を手掛けてきた豊富な経験を活かして事業を推進する.
 日本信号は,アジアを中心とした諸外国に信号システム・AFCシステム(=Automated Fare Collection:自動改札機や券売機などのシステム一式)・PSDシステム(=Platform Screen Doors:駅ホーム上に設置する転落防止柵・ドア)を納入してきており,今回の事業では,電子連動装置などの信号システムを納入する.
 きんでんは,国内外で変電所や架空・地中送電線から配電線まで電力インフラ設備を構築・維持してきており,今回の事業では,信号システムへの電源供給工事を担う.