名鉄,9500系16両を導入へ

名鉄,通勤形車両9500系16両を導入

名古屋鉄道では,2019年度の設備投資計画を公表し,その中で通勤形車両9500系16両(4両×4編成)を新造すると発表した.

 9500系は,同社初の車内防犯カメラや,多言語に対応した車内案内表示器,無料Wi-Fiサービス「MEITETSU FREE Wi-Fi」が搭載される.

名鉄,通勤形車両9500系16両を導入

 このほか,鉄道事業では172億円を投資し,旅客安全・運転保安工事としては,名古屋本線金山駅へのホームドア設置に向けた検討を引き続き行なうほか,2018(平成30)年度に引き続き,名古屋本線知立駅,瀬戸線喜多山駅,犬山線布袋駅付近の高架化工事を実施する.また,踏切道保安設備の新設・更新,災害対策の推進,一部路線でのPC枕木化やロングレール化などを進める.
 駅改良工事では,名古屋本線新安城駅の自由通路の設置にあわせた橋上駅化や西枇杷島駅・豊川線豊川稲荷駅の駅舎建て替え,小牧線味美駅,瀬戸線水野駅の駅舎新設・改良に着手する.各務原線新那加駅,小牧線小牧口駅のバリアフリー化や,名古屋本線神宮前駅のホーム改良工事なども引き続き実施する.
 訪日外国人対応については,一部特別車特急車両2200系などの各車両で,車内案内表示器の多言語化・駅ナンバリング表示を実施するほか,2200系・1200系の一般車でも無料Wi-Fi サービス「MEITETSU FREE Wi-Fi」を提供を開始する.また,多言語対応案内機器「POCKETALK®(ポケトーク)W」や「メガホンヤク®」の導入駅拡大や,駅構内の案内標識の多言語化を実施する.特別車両券(ミューチケット)については,インターネット予約を開始する.
 さらに犬山地区でのホテル建設や神宮前東街区の複合施設の建設,瀬戸線大曽根駅への商業施設開発などに201億円,名駅再開発の具体化に向けた計画の推進や,IT機器・システムの更新に20億円を投資するなど,総額393億円の設備投資を行なう.

名鉄名古屋駅

 このほか,名鉄名古屋駅について,駅の4線化計画のイメージ図が公表された.名鉄では,2017(平成29)年3月に「名鉄 名古屋駅地区再開発 全体計画」を発表しており,名鉄名古屋駅ついては,利便の高いターミナル機能の形成を図るとともに,同駅を含めた南北に長い敷地特性を活かし,再開発ビルの事業計画と,交通結節点としての交通施設整備計画の検討に引き続き取組むとしていた.計画では2027年のリニア中央新幹線の開業を目標に,現在の3面2線から2面4線とすることで,面積と機能面を拡張し,利便性を向上させる.今後は,周辺地権者や行政などとの協議を行ない,さらなる検討を進める.

写真:名古屋鉄道のニュースリリースから

2019年3月26日掲載