明知鉄道と日本郵便は,2019(平成31)年3月16日(土)から,明知鉄道で郵便物などの客貨混載を開始すると発表した.
これは,恵那郵便局から明智郵便局間において自動車により実施している運送便3便のうち,明智郵便局で夕方・夜間に配達する1便について,明知鉄道の鉄道車両を利用した客貨混載に切り替えるもの.日本郵便は,始発駅である恵那駅で,出発待機中の鉄道車両の所定スペースに専用箱を利用して郵便物などを積み込み,明知鉄道は恵那駅から明智駅まで鉄道輸送を実施して,日本郵便に郵便物などを引き渡す(復路は別業務の車両を使用).これにより,運送車両(自動車)からのCO2排出量は,年間500kg減少するほか,ドライバーの運転時間も年間117時間の削減となる.あわせて,安定した運賃収入を確保することにより明知鉄道の経営基盤を強化する.
日本郵便では,これまで路線バスを活用した客貨混載を実施してきたが,鉄道を活用した客貨混載については初めての事例となる.また,今回の事業開始により宅配事業者大手3社すべてで鉄道による貨客混載が行なわれることとなる.
今後は郵便物などの物数・物量や輸送ダイヤを考慮し,客貨混載の拡大も検討している.なお,実施初日となる3月16日(土)は15時50分から,明知鉄道恵那駅ホームで出発式が開催される予定.
明知鉄道で3月16日から客貨混載を開始
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