京浜急行電鉄は,2019年10月1日(火)に空港線の加算運賃の引下げを実施すると発表した.
加算運賃は,空港線の延伸工事や輸送力増強工事に要した設備投資額などを回収するため,天空橋—羽田空港国内線ターミナル間とほかの区間をまたがって乗車する場合に設定されてきたもので,当該区間の利用者が堅調に増加し,加算運賃収入などによる設備投資額などの回収が順調に進ちょくしてきたことから,加算運賃を引き下げるもの.
これまで170円としてきた大人の普通旅客運賃における加算運賃は50円となり,品川—羽田空港国内線ターミナル間の運賃は現行の410円から290円に引き下げられることになる.また,羽田空港国内線ターミナルおよび羽田空港国際線ターミナルと穴守稲荷,大鳥居,糀谷および京急蒲田各駅の相互間に設定されていた特定運賃については,今回の加算運賃を引き下げにあわせて廃止される.京急蒲田—羽田空港国内線ターミナル間では,基本運賃165円+加算運賃170円で335円となっていたものが,10月1日(火)以降は基本運賃195円+加算運賃50円の245円となる.
なお,2019年10月1日に予定されている消費税率10%への引上げにともなう鉄道運賃改定に関しては,今後変更認可申請を行なう予定となっている.
写真:京浜急行電鉄 新1000形1800番代 編集部撮影 金沢検車区にて 2016-3-27(取材協力:京浜急行電鉄)
写真はイメージです.