JR東日本大宮支社は,2019(平成31)年3月からTC形省力化軌道工事に着手すると発表した.
TC形省力化軌道は,軌道保守の作業量を低減させる目的で,JR東日本のテクニカルセンター(TC)により開発された軌道.通常のバラスト軌道と比べてマクラギを大形化して列車荷重の分散を図るとともに,マクラギ下のバラストをセメント系てん充材で固定化する構造となっており,列車の運行を止めることなく,夜間に省力化軌道に更新できることが特徴となっている.1998(平成20)年から敷設が始まり,これまで山手線を始めとした東京圏の各線区へ敷設が進められてきた.
今回,工事に着手するのは,東北本線 川口付近~南浦和付近の施工延長11.6kmと,東北貨物線 川口付近~浦和付近の施工延長14.6km.工期は2025年3月までの予定となっている.
写真:JR東日本大宮支社のニュースリリースから