JR東日本は,南武線津田山駅北口の一部と,中野島駅臨時改札口について,2019年6月上旬から使用を開始すると発表した.
両駅では,駅アクセス向上に向けて,川崎市とJR東日本横浜支社が施行協定などを締結し,2019年春ごろの使用開始を目標に工事が進められていた.
津田山駅では,2017(平成29)年3月から,自由通路と橋上駅舎の新設工事に着手.今回は,自由通路の一部とエレベータ,改札設備,改札内エレベータ,旅客トイレなどが先行して使用開始され,南口を含む全体の使用開始時期は2020年春ごろとなる予定.
中野島駅では,自由通路および橋上駅舎化整備事業に向けた検討を進めるなか,駅周辺の利用者などの動向を踏まえ,暫定的に上り線ホーム側に臨時改札口を設置することになった.今回の整備に当たり,中野島駅を利用する学生が多いカリタス学園から維持管理費の負担に関する支援提案があったことから,設計,施行に要する費用は川崎市,維持管理に要する費用はカリタス学園が負担することとして,工事が進められてきた.2018(平成30)年2月の川崎市の発表によると,臨時改札の開設日・開設時間は,平日7時~8時30分,16時~19時(土日,祝日および12月30日~1月3日を除く)とし,設置期間は,自由通路完了または2026年3月末のいずれか早い時点までとなる.