キヤノンは,RFマウントを採用する「RFレンズ」について,6機種の開発を進めていると発表しました.
今回発表されたのは,幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズ「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」,ズーム全域で開放F値2.8の大口径ズームレンズ「RF15-35mm F2.8 L IS USM」,「RF24-70mm F2.8 L IS USM」,「RF70-200mm F2.8 L IS USM」,開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM」,「RF85mm F1.2 L USM DS」で,いずれも仕様の詳細や価格は未定となっています.
大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」は,「RF85mm F1.2 L USM」と同様の光学系ですが,開発中のキヤノン独自の蒸着技術により,ボケ像のエッジは滑らかにし,柔らかな独特のボケ描写「DS(Defocus Smoothing)効果」を持つレンズとなっています.
「RF70-200mm F2.8 L IS USM」については詳細なスペックが発表されていませんが,「EF70-200mm F2.8L IS III USM」に比べて大幅な小形化となり,機動力が高まることにより,鉄道写真の撮影も快適に行なうことができるようになりそうです.写真は「RF70-200mm F2.8 L IS USM」と「EF70-200mm F2.8L IS III USM」を並べて比較したもので,左の「EF70-200mm F2.8L IS III USM」は最大径88.8mm×長さ199mmのレンズですので,右の「RF70-200mm F2.8 L IS USM」のコンパクトな外観が注目され,正式発表が期待される一本となりそうです.
写真はすべて編集部撮影(取材協力:キヤノンマーケティングジャパン)