東武鉄道では,東上線で運転している“TJライナー”について,2019(平成31)年3月16日(土)の下り1号(池袋17:00発)から,座席指定制に変更すると発表した.
現在の“TJライナー”は座席定員制で,座席が指定できないことから,希望の座席に座るためには,列車到着の一定時間前から乗車口で待つ必要があった.同社では,座席指定制に変更することで,チケットレスサービスまたは自動券売機で,座席表から希望の座席を事前に確保することができるため,乗車口での待ち時間などが解消できるとしている(チケットレスサービスでは発車時刻5分前まで,券売機では発車時刻15分前まで選択が可能).これにより,ひとりでの利用時はもちろん,家族やグループでの利用時など,状況に応じた座席選択も可能となる.なお,1度に購入できるのは1席から8席で,同日の購入は下り2列車・上り1列車から,下り・上り各3列車まで可能となる.
さらに座席指定料金には,小児料金を新設する.下り(森林公園行き,小川町行き)は大人360円・小児230円で,ふじみ野から先は乗車券のみで乗車できる.上り(池袋行き)は,大人460円・小児230円(ふじみ野からは大人360円・小児180円)となる.
今回の変更にあわせて,坂戸,ふじみ野,川越の各駅では,乗車位置の変更が実施されるほか,自動券売機,チケットレスサービスともに乗車日時・列車・区間・座席位置の変更は無手数料とする.また車内では,号車番号を分かりやすく案内するため,車両ドアの上部に新たに号車ステッカーを掲示する.なお号車ステッカーには,“TJライナー”停車駅の特色や見どころをモチーフとしてデザインし,沿線の魅力を表現している.
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