2019(平成31)年1月28日(月)から翌29日(火)の未明にかけて,近江鉄道のED14形2号機が,彦根駅に隣接する近江鉄道の自社工場から,奈良県内の解体場まで,トレーラにより輸送されました.
ED14形2号機は,このほか3両のED14形(1号機,3号機,4号機)とともに,2018(平成30)年12月8日(土)に閉館した近江鉄道ミュージアムに展示されていました.
近江鉄道では,この4両のED14形を所有しており,1号機から3号機までの3両が近江鉄道の標準塗装「水色」で,4号機に関しては,近江鉄道の標準塗装の「水色」から,国鉄時代に塗られていた「茶色」に復元された状態で展示されていました.
ED14形2号機は,彦根—多賀間で運転されていた石灰石輸送の貨物列車のけん引機として運用されてきました.しかし,貨物列車が廃止されたことにより,同機の定期運用がなくなり,長い期間,休車扱いとなっていましたが,2004(平成16)年7月1日(木)をもって除籍されました.
残る3両のED14形についても,今後の動向が注目されます.
写真:滋賀県彦根市古沢町にて 2019-1-28
投稿:橋本 淳