JR北海道,6月から7月に青函共用走行区間の保守作業時間を拡大

JR北海道 H5系

JR北海道は,青函共用走行区間(青函トンネル含む)において,2019年6月9日(日)から7月28日(日)までの毎週日曜日に,最終の新幹線を計画的に運休し,設備の交換や更新を進めるために保守作業時間を拡大して工事を実施すると発表した.
 運休する旅客列車は,下り“はやぶさ”37号(東京19:20発→新函館北斗23:29着)の新青森—新函館北斗間,上り“はやて”100号(新函館北斗21:57発→新青森22:59着)で,“はやぶさ”37号は,行先を新青森行きに変更する.
 貨物列車についても,名古屋貨物ターミナル発6月9日(日)・16日(日)・23日(日)・30日(日)の3072〜3074〜3087列車(名古屋貨物ターミナル→札幌貨物ターミナル),百済貨物ターミナル発6月8日(土)・15日(土)・22日(土)・29日(土)の5086〜3083〜83列車(百済貨物ターミナル→札幌貨物ターミナル)が全区間運休となり,始発駅6月9日(日)・16日(日)・23日(日)・30日(日)発の列車4本について,運転時刻の変更が行なわれる.
 トロリ線などの架線(新幹線や貨物列車に電力を供給する重要な設備)の取替えは,1本約1500mもの長さの架線を一晩で取替完了させる必要がある.その際,保守基地から作業地点までの往復時間を含めると,連続6時間程度の保守間合いが必要となる.そのため,青函共用走行区間における通常の保守間合いを大幅に拡大し,安全・安定輸送の確保に努めるため,計画的に取替工事が進められる.
 新幹線ではより確実性を高めるため,トロリ線などの架線は中間に接続点を設けないこととしている.青函トンネルには,海峡線開業以降30年間使用してきたトロリ線,補助ちょう架線,ちょう架線が合計約250本,総延長約380km架設されており,2020年度以降も,新幹線を計画的に運休して,順次取替えを進める予定.
 なお,2018(平成30)年9月から実施している保守工事にともない,北海道内の一部列車は,引き続き曜日などにより運転時刻が変更される.

写真:JR北海道H5系  編集部撮影  函館総合車両基地にて  2014-11-20(取材協力:JR北海道)

※写真はイメージです.