JR北海道では,2019(平成31)年2月28日(木)をもって特急“スーパー北斗”の一部で実施している客室乗務員による車内サービスを終了すると発表した.
今回,車内サービスを終了する列車は,上り(札幌→函館)が“スーパー北斗”6・8・10号,下り(函館→札幌)が“スーパー北斗”13・15・17号で,同社では,1997(平成9)年3月以降,客室乗務員による車内販売などの車内サービスを実施してきたが,コンビニエンスストアやペットボトルなどの普及により,車内販売の利用は年々減少傾向にあった.そのため,車内サービスを継続するため,利用の少ない列車での車内サービスを取りやめることで収支改善を図ってきたが,事業として赤字解消には至らなかった.また,客室乗務員の退職者数に対する人材確保が困難となっていることも要因としている.
今後は,駅・車内での掲示・放送やWEBサイト・時刻表などで,必要な飲食物は乗車前に購入するよう,案内を行なう.
また,JR九州では,3月15日(金)をもって,九州新幹線(博多—鹿児島中央間)の車内販売を終了する.これにともない,博多—鹿児島中央間を運転するすべての新幹線で車内販売の営業とグリーン車サービス(おしぼり配布など)も終了となる.なお,在来線の観光列車(D&S列車)などで行なわれている車内販売サービスは,引き続き行なわれる.