大阪市高速電気軌道では,同社の「Osaka Metro」のブランディングが2018年度「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した.
愛称の「Osaka Metro」は,「Osaka」という都市名に,地下鉄として世界で認知された名詞「Metro」を組み合わせ,大阪のさらなる国際化を踏まえると同時に,世界の名立たるMetroと肩を並べる気概を表現した.
シンボルマーク「moving M」は,「Metro」の「M」の中に「Osaka」の「O」を内包し,螺旋状の動きのあるフォルムで,「走り続ける」エネルギーや動力・推進力を表現.色に深く鮮やかな青をメインに用いることで,安全・安心の印象を想起させるとともに,エネルギッシュな大阪の街や,走り続ける活力をイメージしたもの.
また,「moving M」は動くシンボルマークとして,電車がスムーズに発車・停車する動きを表現.「マーク=平面の図形」という概念を打ち破る「チャレンジ精神」を表し,Osaka Metroが目指すブランドコンセプトである「走り続ける」「変わり続ける」姿を象徴化している.
動きと奥行きを強く意識させながらも,平面のデザインとしても完成度が高いシンボルマークである点や,プロモーション映像では一本のラインが螺旋に変化しながらMを表現しており,このような動きを内包したビジュアルデザインが,これからの新しいデザインアプローチのあり方を示している点などが評価され,受賞に至った.
「Osaka Metro」のブランディングが「グッドデザイン賞」を受賞
label