相模鉄道は,20000系車両が2018年度「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した.
20000系は,従来の通勤形車両のイメージを打ち破る立体的でインパクトのあるデザインを使用している先頭形状や,横浜をイメージした「YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー)」で車体全体を塗装し,「横浜を走る鉄道」を想起させることなど,通勤形車両として他社では見られない斬新なデザインやアイデアを随所に取り入れている.
鉄道を単なる移動手段ではなく,「生活のゆとりや温かさ」をお客さまに感じてもらえるよう,車内に工夫を凝らしている点,時間帯で色調が変化するLED照明や,空調設備を工夫して実現した高い天井,ガラス製の荷棚・仕切り・貫通扉を採用した,開放感のある室内である点などが評価され,受賞に至った.
なお,相模鉄道での鉄道車両が「グッドデザイン賞」を受賞するのは,2016(平成28)年の9000系リニューアル車両に続いて2度目となる.
写真:相鉄20000系 編集部撮影 2018-1-17(取材協力:相模鉄道)