JR東海では,N700S確認試験車について,2018(平成30)年10月10日(水)から8両編成での走行試験を開始すると発表した.
これは,「N700S」がさまざまな編成両数に変更可能である「標準車両」としての性能を確認するため,16両編成を8両編成に変更して走行試験を実施する.試験期間は約2ヵ月を予定している.8両編成での試験走行後は,2019年3月から16両編成での長期耐久試験,さらに2019年5月ごろからは,バッテリ自走システムによる時速約30kmの走行試験を予定している.
なお,確認試験車を用いた基本性能試験については,2018(平成30)年3月から8月末までに16両編成での「地震時のブレーキ距離の更なる短縮」や「フルアクティブ制振制御装置による乗り心地向上」など必要な性能の確認を実施した.また,9月には,高速鉄道で世界初となるバッテリ自走システムによる走行試験を時速約5kmで実施し,機能に問題ないことが確認されている.
写真:JR東海N700S確認試験車 編集部撮影 浜松工場にて 2018-3-10(取材協力:JR東海)
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