日立製作所のグループ会社である日立レールイタリア社は,イタリアの鉄道事業会社であるFNM S.p.A.(Ferrovie Nord Milano・以下:FNM)と,2階建て車両を供給する包括契約を締結したと発表した.
今回の契約では,同車両を最大で120編成,最小で50編成(4両編成と5両編成を含む)を供給するとし,この包括契約にもとづいて,FNMの子会社である鉄道運行会社FERROVIENORD(以下:フェッロヴィーエノルド)から,30編成(120両)を2億3751万ユーロ(約300億円)で受注した.
車両は,ロンバルディア州の路線を走行する予定で,2020年からフェッロヴィーエノルドに納入される.最先端の欧州統一列車制御システムであるERTMS (European Railway Traffic Management System)やETCS(European Train Control System)に対応しており,従来比30%のエネルギー消費削減や低騒音などの特徴がある.
写真:日立製作所のニュースリリースから