JR西日本とJR貨物では,2018(平成30)年8月28日(火)から,山陽本線を通過する貨物列車のう回運転を開始すると発表した.
これは,「平成30年7月豪雨」の影響で山陽本線の一部区間が不通となっているためで,両社ではう回運転に向け,運転士の養成や,線路などの設備確認,ダイヤ調整などを進めていた.
う回ルートは,岡山貨物ターミナル—倉敷—伯耆大山—米子—益田—新山口—幡生操車場間(山陽本線・伯備線・山陰本線・山口線・山陽本線)で,1日1往復する.運転時刻は下りが名古屋貨物ターミナル20:37発→岡山貨物ターミナル翌3:47発→幡生操車場21:15着→福岡貨物ターミナル23:37着,上りが福岡貨物ターミナル1:55発→幡生操車場4:34発→岡山貨物ターミナル22:12着→名古屋貨物ターミナル翌7:40着となる.
列車は,1編成7〜8両(機関車1両+貨車6〜7両)とし,岡山貨物ターミナル—米子間をEF64形,米子—幡生操車場間をDD51形がけん引する.
また,2018(平成30)年8月下旬から当面の間,「がんばろう岡山」「がんばろう広島」のメッセージを,伯備線を経由する貨物列車をけん引するEF64形にヘッドマークとして取り付けるほか,EF64形車体側面へのラッピングを実施する.
これは,「平成30年7月豪雨」の災害を受けた地域の復興への願いを込めて,同社が作成したもので,ヘッドマークは1両,ラッピングは6両に取り付ける.
写真はいずれもJR貨物のニュースリリースから