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オプティム,常磐線佐和駅で「AI Physical Security Service」の実証実験を実施

オプティム,常磐線佐和駅で「AI Physical Security Service」の実証実験を実施

コンピュータ・ソフトウエア会社のオプティムは,アイテック阪急阪神と共同で,JR東日本の常磐線佐和駅で,「AI Physical Security Service(エーアイフィジカルセキュリティサービス)」の実証実験を実施したと発表した.
 「AI Physical Security Service」は,「OPTiM Cloud IoT OS」で動作するAI監視カメラサービスで,ネットワークカメラなどで撮影されている映像をAI(人工知能)がリアルタイムで監視する.異常を検知した際は監視モニター上にアラート表示をし,管理者へアラートメール送信を行なうなど,監視者の負担の軽減や業務の確実性を向上する.さらに,スピーカなどを用いた情報告知やアラート通知を行なうなど,モニター上のアラート通知だけではないさまざまな種類の注意喚起システムとの連携が可能となっている.また今後,ホーム内での転倒検知や危険エリアでのスマホ利用検知など,AIを活用した安全対策の強化を行なう機能の提供を予定している.
 また「OPTiM Cloud IoT OS」は,AIとIoTを繋ぐプラットフォームサービスで,パソコンのOSのような直観的なインターフェースを持つ,セキュアにIoT端末の管理・制御を行ない,IoT端末より取得したデータの蓄積や分析,各種AIの活用,さまざまなクラウドサービスとの連携が可能.さらに,新規プラットフォームの立上げ(OEM提供を含む),アプリケーション開発・販売の効率的な運用支援を行なう.
 なお,実証実験は,2018(平成30)年2月19日(月)から3月2日(金)の12日間に実施され,検知率(電車が駅に不在時,ホーム際の黄色い線より線路側に人もしくは物体が侵入した際にAIが検知した割合)は,実験の目標として設定した90%を超える96.2%を達成している.

写真:「AI Physical Security Service」システムイメージ図(オプティムのニュースリリースから)

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