西日本鉄道では,2019年2月ごろから天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅で,ホームドアの実証実験を開始すると発表した.
同社では,ホームドア設置の検討を進めているが,車両形式により扉の枚数や位置が異なるため,開閉するホームドアの位置を変動させなければならないことや,車両編成数によって開閉する区間を絞る必要があるなどの課題が存在している.今回の実証実験では,上記課題に対応した昇降ロープ式ホーム柵(支柱伸縮形)を採用し,ダイヤへの影響やラッシュ時などに乗降する利用客への影響などを検証する.
ホームドアは,西鉄福岡(天神)駅2番線の乗車および降車ホームの北口改札側に各1両分を設置し,約1年間の検証期間を経て,2021年度に本格整備に着手する予定.
写真:西日本鉄道のニュースリリースから