西日本鉄道では,2018(平成30)年12月の竣工を目指し,太宰府駅を27年ぶりに大幅にリニューアルすると発表した.
今回のリニューアルでは,「町との共栄駅」というコンセプトのもと,駅の内外装に太宰府の要素を散りばめることで,駅に着いた瞬間から太宰府を訪れた雰囲気を感じるような駅舎とする.あわせて,利便性向上のため駅機能を整備する.
駅の内外装には,太宰府天満宮をイメージした朱色を使用する.また,太宰府市の花である「梅」をあしらった照明や,ベンチを設置し,内コンコースには太鼓橋をイメージした欄干も新設する.また,トイレや授乳室などの駅機能の集約を実施し,女性トイレへのパウダーコーナーの新設や,案内サインでは,ピクトサインの活用,多言語表記を整備したデザインの統一を実施する.駅前広場のバス停は,上屋の新設を行ない,利便性の向上を図る.
太宰府駅のリニューアルに加えて,太宰府線の西鉄二日市駅の一部および西鉄五条駅では,ホームの柱を朱色に変更するなど,太宰府駅を含む太宰府線全体で,太宰府を訪れる期待感を醸成する.
工事額は約2億6000万円で,工事は2018(平成30)年8月に着工する予定.
写真:西日本鉄道のニュースリリースから