JR西日本,新たな長距離列車の車内デザインを発表

JR西日本,新たな長距離列車の車内デザインを発表

JR西日本は,2020年春の運転開始に向けた準備を進めている「新たな長距離列車」について,車内デザインを発表した.
 「新たな長距離列車」は117系6両編成を改造するもので,「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに,1両ごとに異なる座席タイプを配置.シンプルながら快適性が高く,落ち着いた車内空間とし,座席は車窓から沿線の風景を楽しめるように配置される.車内を自由に行き来して過ごせるよう,乗降口付近や運転台後方を活用して複数のフリースペースを設置する.

6号車のグリーン個室

6号車のグリーン個室

5号車のフルフラットシート

5号車のフルフラットシート

1号車のグリーン席

1号車のグリーン席

 東京方先頭車の6号車は,グリーン個室5室配置し,うち1室は1名用個室となる.5号車は普通車で,285系「サンライズエクスプレス」の「ノビノビ座席」と同様の横になりくつろげるフルフラットシートが上下2段配置で展開される.車椅子対応座席も備え,車端部には多機能トイレが配置される.4号車はフリースペースとして,テーブルや着席スペースを複数設置,グループで利用できるボックス席も用意される.3号車は普通車で,ファミリーなどグループで利用可能なコンパートメント2室とグリーン車並の座席間隔で配置した2列+2列のリクライニング席が20席用意される.2号車が女性専用席を備えた普通車で,5号車,3号車と同様のフルフラットシートと,2列+2列シート,女性更衣室,女性専用トイレが配置される.下関方先頭車の1号車は,1列+1列シートが並ぶグリーン車.向かい合う2つの座席を1名で利用することができる広々とした空間が提供される.この座席は,2つの背もたれを倒すことでベッドへの転換が可能なものとなる.
 この「新たな長距離列車」は京阪神〜山陰方面,京阪神〜山陽方面などで,臨時列車として,期間を定め複数の区間で運転される予定.

写真:JR西日本のニュースリリースから

掲載

鉄道ファン2018年8月号