西鉄グループでは,前身である九州電気軌道が設立されてから2018(平成30)年で110周年を迎えることを記念して,110周年特別仕様のラッピング電車・バスを運転すると発表した.
ラッピング電車は,おもに天神大牟田線 福岡(天神)—大牟田間で,2018(平成30)年5月25日(金)から12月下旬までの間,運行される.
3000形(6両1編成)を使用し,車両全体に西日本鉄道の全62駅の路線図を表現.それぞれの駅周辺の観光スポットや,車窓から見える日常風景の写真をデザインしている.また,車両前面には,オリジナルヘッドマークも掲出する.
西鉄バスでは,福岡・久留米地区で5月25日(金)から12月下旬までの間に1950年代の路線バス(通称青バス)をモチーフとしたラッピングバスを,北九州地区で5月27日(日)から12月下旬までの間にかつての西鉄北九州線(路面電車)のデザインを再現したラッピングバスを運行する.
両デザインとも,車両前面には当時の西鉄ロゴマークだった鉄輪を取り付けるほか,車内には当時の車両や新旧の街並みをデザインしたポスターを掲出する.
ラッピング電車・バスの運行開始日である5月25日(金)には,運行開始を記念して,福岡(天神)駅でラッピング電車の出発式を行なう.
福岡(天神)駅を11時30分に出発するラッピング電車第1便の車内および福岡(天神)駅北口外コンコースでは,ラッピング電車に使用した写真をデザインした「オリジナルポストカード」が配布される.さらに同日の12時30分からは,ヤフオクドーム前臨時バス駐車場で,110周年記念ラッピングバス(青バス)や連節バスなどの車両撮影会も実施される.