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羅須地人鉄道協会,新たな小形蒸気機関車を製造

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羅須地人鉄道協会,新たな小形蒸気機関車を製造

千葉県成田市にある成田ゆめ牧場内で2フィートゲージ(軌間610mm)蒸気機関車などの動態保存活動を行なう羅須地人鉄道協会は,2016(平成28)年2月から製造を進めていた小形蒸気機関車を完成させ,2018(平成30)年5月20日(日)に公開運転を実施した.

小形蒸気機関車の内装

 小形蒸気機関車の大きさは,全長2.6m(連結器を除く),全幅1.6m,全高2.1m,総重量2.0t.使用圧力は10kg/cm2(980kPa)で,灯油を燃料とする.デザインは,約120年前に米国HKポーター社から横浜市に輸入された蒸気機関車をモチーフにしており,ボイラーや台枠,車輪など主要部分は鉄製で,運転台は木製.製造は同協会代表幹事の角田幸弘氏を中心として進められ,高度な技術が必要なボイラーや運転台などの製造にあたっては,千葉県内の業者にも協力してもらい,今回の完成となった.
 この小形機関車は,羅須地人鉄道協会の「7号機」と命名され,今後は,成田ゆめ牧場内に敷設された「まきば線」で運行し,一般の来場者にも乗車する機会を設ける.次回の運行は,2018(平成30)年5月26日(土)・27日(日)を予定.
 また,今回,小形蒸気機関車の製造技術に目途がついたことから,今後,ほかの保存鉄道運営者などから希望がある場合,製造・販売することも計画している.

写真:羅須地人鉄道協会 小形蒸気機関車「7号機」  松本典久撮影  成田ゆめ牧場にて  2018-5-20(取材協力:羅須地人鉄道協会)

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