JR東日本は,2018(平成30)年度の設備投資計画を発表した.設備投資額は連結(運輸事業・非運輸事業)で6450億円,単体では5250億円を計画している.
上越新幹線にE7系を順次投入するほか,山手線用のE235系,中央線用のE353系を引き続き増備する.また,グループ会社である東京モノレールでも車両の新造を行なう.
大規模地震対策や踏切事故対策などの安全対策を進め,老朽設備の更新や首都圏における電気設備の強化などの安定輸送対策も実施する.駅ホームの安全性向上を目的に進めているホームドア整備については,総武快速線新小岩,京浜東北線有楽町・秋葉原・御徒町などで使用が開始される予定.
また,千葉・品川・渋谷・横浜・東京・新宿などの大規模ターミナル駅開発,「竹芝ウォーターフロント開発」,「川崎駅西口開発」などの大規模複合形まちづくり計画を進める,駅を中心とした「付加価値」向上を図るほか,インバウンド戦略の推進,地方創生,震災復興,技術革新・環境戦略の推進などが行なわれる.
写真:JR東日本E7系 編集部撮影 新幹線総合車両センターにて 2013-11-28(取材協力:JR東日本)