小田急電鉄では,2018(平成30)年度の設備投資計画を発表した.設備投資額は336億円となる.
ロマンスカー70000形「GSE」が1編成増備されるほか,30000形「EXE」1編成をリニューアルし「EXEα」とする.通勤形車両では,3000形の中間車4両を新造し,8両編成の既存車両に組み込むことで2編成を10両編成化する.1000形は4両編成1本と10両固定編成1本がリニューアルされる.
平成30年度中に実施される予定のダイヤ改正から,現在8両編成で運転している新宿—代々木上原間の各駅停車の一部を10両編成で運転できるよう,代々木八幡のホーム延伸工事が継続して実施される.各駅停車の10両編成化により,朝のラッシュピーク時間帯における輸送力増強と,運行異常時におけるダイヤの迅速な復旧が可能となる.また,開成では,10両編成の快速急行・急行列車の停車に向けて,ホームの延伸工事が行なわれる.
このほか,サービス向上のための駅施設の改良工事や,安全対策の強化を目的とした耐震補強工事,法面改修工事などが進められる.ホームドアについては,代々木八幡,下北沢(地下1階ホーム)に設置し,2022年度までの設置予定駅の設計などが実施される予定.
写真:小田急70000形「GSE」 編集部撮影 大野総合車両所にて 2017-12-5(取材協力:小田急電鉄)