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京阪,2次元レーザを用いた踏切障害物検知装置の実証実験を開始

実証試験を行なう踏切障害物検知装置

京阪電気鉄道は,踏切道のさらなる安全性向上を目的に,鉄道信号機などを製造する大同信号が開発を進めている,2次元レーザレーダを用いた踏切障害物検知装置を丹波橋通踏切道に設置し,2018(平成30)年2月24日(土)から実証試験を開始すると発表した.
 実証実験では,既設の踏切障害物検知装置に加え,2次元レーザレーダを用いた踏切障害物検知装置を追加するが,実証試験中は,両装置ともに稼働させる.
 2次元レーザレーダの特徴は,踏切道内の水平面エリア検知に加え,踏切道の出入口垂直方向にも面検知機能を付け加える.この機能により,従来から可能であった踏切道内の水平面エリアの検知に加え,新たに踏切道外から踏切道内水平面検知エリアの上部空間に侵入した障害物の検知も可能としている.その結果,踏切道内にある障害物の検知範囲が向上し,実質3次元検知と同等の機能を有するとしている.
 なお,2次元レーザレーダを用い,水平方向に加え垂直方向の検知を行なう踏切障害物検知装置による実証試験は,日本で初めての試みであり,今後は今回の実験成果を分析し,2018(平成30)年度下期以降の本格稼働を目指す.

写真:実証試験を行なう踏切障害物検知装置(京阪電気鉄道のニュースリリースから)

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