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特集 211系顔の電車たち
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叡電の観光用車両「ひえい」,3月21日から運転開始

叡電の観光用車両「ひえい」,3月21日から運転開始

叡山電鉄では,叡山本線(出町柳—八瀬比叡山口間)用の観光用車両「ひえい」について,2018(平成30)年3月21日(水祝)から営業運転を開始すると発表した.
 同社では,3月21日(水祝)は,冬の期間に運休している叡山ケーブル・ロープウェイ,比叡山内シャトルバスなど,京都側から比叡山へ向かう交通機関が運転を再開する日でもあり,「山と水と光の廻廊<比叡山・びわ湖>」の道しるべを目指す「ひえい」の運転開始にふさわしい日としている.
 運転日は,火曜日を除く毎日(ただし,定期点検時などは長期運休期間あり)で,1日あたりの運行本数は,日中時間帯(8時〜18時)の平日で計34本,土休日で計24本.特別料金は設定せず,乗車区間の普通運賃のみで乗車できる.
 外装デザインは,叡山電鉄の2つの終着点にある「比叡山」と「鞍馬山」の持つ荘厳で神聖な空気感や深淵な歴史,木漏れ日や静寂な空間から感じる大地の気やパワーなど,「神秘的な雰囲気」や「時空を超えたダイナミズム」といったイメージを「楕円」というモチーフで大胆に表現.また,側面に配されたストライプは比叡山の山霧をイメージしている.

叡電の観光用車両「ひえい」,3月21日から運転開始

 座席には,ゆったりとしたバケットシートを採用し,それぞれの乗客の着席スペースを明確にするとともに,座り心地の向上を図っている.照明には,叡山電車の車両では初めて,LEDダウンライトを採用し,これまでの車両とは異なる非日常感を演出している.また,バリアフリーへの対応として,八瀬比叡山口駅側のドア付近に車いす・ベビーカースペースを1ヵ所設置し,海外からの利用客への対応として,車外の行先表示器には日本語のほか,英語,韓国語(ハングル),中国語(簡体字)の4ヵ国語で表示する.

写真:叡山電鉄のニュースリリースから

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