JR東海,東海道新幹線の新たな着雪防止対策を開発

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2017年11月30日掲載
JR東海 N700系1000番台「N700A」

JR東海では,冬季期間の車両の台車付近における新たな着雪防止対策を試行し,2020年度に導入する予定の「N700S」営業車に反映させると発表した.

写真:N700系1000番台「N700A」 編集部撮影 JR東海・浜松工場にて 2012-8-21 (取材協力:JR東海)

台車カバー改良のイメージ

台車カバー改良のイメージ

ふさぎ板改良のイメージ

ふさぎ板改良のイメージ

 東海道新幹線では,冬季期間,車体に付着した雪が塊となって線路に落下し,バラストなどを跳ね上げて車両などを破損させないよう,速度を落として運転する場合があります.このため,雪に対するさまざまな対策を実施しているが,2017(平成29)年度は従来の対策に加え,一部のN700系営業車(3編成)を用いて着雪対策を試行する.今後,その対策の最終仕様について検討する.
 対策では,台車付近における風の流れのシミュレーション結果をもとに,台車下部の開口面積を最大限縮小するよう台車カバー形状を改良し,台車部へ流れ込む空気を抑えることで雪の舞い上がりによる着雪を低減させたほか,最も着雪が多い台車横内部のふさぎ板を,JR東海独自で開発した高出力で着脱可能な融雪ヒーター付きふさぎ板とし,ふさぎ板表面温度を融雪に効果的な温度に保つことで着雪量の低減をめざすとしている.

写真:JR東海のニュースリリースから