トミーテックは,トミックスの新制御システム「TNOS」を2017年秋に発売します.
「TNOS」(ティーノス)は(TOMIX Traffic model New Operation control System)の略で,従来の鉄道模型の制御システムとは異なり,同じ線路上で複数の列車を走らせたり,実際の鉄道システムと同じように自動閉塞運転ができるものです.レールに設置する専用ギャップにより区切った区間を1つの閉塞区間として捉えてコントロールします.車両が存在する区間のセンサが検知すると,2つ先の区間に車両がいない場合は通常運転として次の区間へ給電が開始されます.2つ先の区間に車両がいる場合は,徐行運転となりスピードを自動で落とします.1つ先の区間に車両がいる場合は,その区間に入る前に停止します.
また,車両側への加工は一切不要で,すでに持っている車両はそのまま使用できるほか,複数の車両でも同時にライト点灯,加減速率や最高速度も個別設定できるようになっています.さらに,行き違い線を敷設した場合には,特急列車と普通列車の追い越し運転や,ローカル線でみられる行き違いシーンの再現など,2列車の運行パターンも設定可能となります.
新制御システムは,あらかじめ用意された専用のレールパターンと,そのプランごとに設定された運転モードを選択することで車両を走行させる仕組みになっています.製品では10プランを収録予定で,今後はアップデートでさらに楽しめるプランを開発し,充実を図っていく予定です.
なお,「TNOS」の店頭実演会が,7月中旬から8月6日(日)までの土日に,全国各地の鉄道模型店で実施される予定です.詳しくはトミーテックのページをご覧ください.また,トミーテックのYoutubeチャンネルでは,スーパーベルズ車掌DJの野月さんが新制御システムを体験する動画が配信されています.
トミーテック,トミックスの新制御システム「TNOS」を今秋発売
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