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内子駅前のC12 231の修復工事が完成

内子駅前のC12 231の修復工事が完成

愛媛県の内子駅前で保存されている旧国鉄のC12 231の修復工事が完了し,2014(平成26)年12月22日(月)から公開されました.
 この機関車は,1939(昭和14)年,日本車両名古屋工場で製造され,旧国鉄時代仙台局管内や会津若松,福島,小牛田区など主に東北地方で活躍したあと,1969(昭和44)年,はるばると宇和島区に転属後,旧国鉄内子線でおよそ1年間活躍した後,1970(昭和45)年5月に廃車,その後,地元の小学校で保存されて,新ルートとなった予讃線高架線完成後,新装された内子駅前広場に1997(平成9)年から保存されていました.
 内子町役場によると,近年まで国鉄OBの方が機関車の清掃などにあたっていましたが,高齢化で手がつけられなくなりおよそ3年間放置され,錆や腐食がひどくなり,愛媛県西条市の四国鉄道文化館で保存されているC57 44を整備した,松山市在住のSLファンの男性が,3ヵ月に渡りボランティアで修復作業を実施していたものです.
 当日行なわれた,お披露目式では,関係者と地元の小学生60人が招待されて工事完了を祝いました.2015(平成26)年度は,予算を計上して屋根が取り付けられるそうです.

写真:内子にて 2014-12-24
投稿:尾崎 明彦

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