追伸 JRグループの社長様 2

5月号に引き続き,フリーランス・プロダクツがJRの社長に宛てた(架空の)提案,その第2集です.30年後の今,実現しているものは果たしてどれだけ見られるでしょうか.6月号では,JR西日本へ提案した「在来線 スーパーエクスプレス」,JR四国への「新しいフェリートレイン」,JR九州への「フルムーン スペシャル」のその後を眺めた3編を収録しました.
 在来線特急の発展はまことに華やかで,JR化翌年の783系に始まり,今ではJR全社が新形主体に移行して行きます.その発展過程を一覧表にいたしました.国鉄末期に誕生したカートレインは,残念ながらJR化後も結実はせず,比較的早期に全撤退へと追い込まれました.また,同様にブルトレも同様の道をたどったのはご承知のとおりです.そして最後に,ジョイフルトレインとして,1990年代に大ブレークしたグループについて総覧してみたいと思います.今では食楽列車・クルーズ列車がブームですが,この勢いには,かつてのジョイフルトレイン全盛時代のような雰囲気も感じるものです.
 巻末にはJR30年間の一覧年表も付しました.皆さんの思い出に残る出来事を,この年表でたどってみてください.
 なお特集に関連して,本誌1989年2・3月号に掲載した「21世紀への"走るホテル"」を特別に閲覧いただけるようにいたしました.ぜひリンク先の記事もご覧ください.すでにブルトレは消えてしまいましたが「こんな個室があればなぁ」と,思われるのではないでしょうか.フリーランス・プロダクツの発想は,「四季島」,「瑞風」でいよいよ実現することになりそうです.

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鉄道ファン2017年6月号表紙

『鉄道ファン』2017年6月号電子版

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