名古屋地区,その周辺各地の鉄道各線を採り上げて,そのプロフィール,車両,代表的な駅舎,鉄道遺産などまとめた一冊が刊行されました.本書では,JR東海の路線のうち,北側が中央本線の中津川,高山本線の美濃太田まで,南側は参宮線の鳥羽,紀勢本線の新宮まで,東側は東海道本線の浜松,飯田線の中部天竜まで,西側が東海道本線の米原,関西本線の亀山まで,私鉄は,これらの範囲内に起点を持つ各線が対象となっています.そのなかには,他社の路線とし烈な競争を繰り広げている路線があったり,のどかな雰囲気がただようローカル線もありますが,今回は磁気浮上式鉄道(リニアモータカー)を採用した営業用路線,ガイドウェイバスシステムの路線もあり,これらについても概要と現状にも触れられています.巻末には,車両基地,鉄道と親しむことができる博物館や施設,イベントなどの情報も掲載されており,これまでにご紹介した『首都圏の鉄道のすべて』『関西圏の鉄道のすべて』とともに,お持ちいただく価値のある一冊ということができましょう.
発行 | PHP研究所 |
仕様 | 四六判 224ページ(オールカラー) |
定価 | 本体1600円+税 |
発売日 | 2015年11月 4日 |
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