近年,地震や津波の災害はもとより,大雨や強風,冬季には雪害といった長期の運休をともなう鉄道被害がとても多く発生するようになりました.本書は,鉄道事業の関係者を対象とした技術書で,東日本大震災や阪神大震災,ほかにも富士川橋梁の流出,餘部橋梁の強風災害など,よく知られた災害の事例を多数取り上げ,どのような対策を施して復旧させたのかを具体的に解説したものです.写真や図解を多く用いており,技術者でなくても理解しやすくなっていることが本書の特徴で,鉄道事業者が採るべき防災,減災の術を見知することができます.
著者 | 鉄道総合技術研究所 防災技術研究部・鉄道地震工学研究センター編 |
発行 | 日刊工業新聞社 |
仕様 | A5判 286ページ |
定価 | 本体2800円+税 |
発売日 | 2015年10月29日 |
購入する |