
〈岡山気動車支所のキハ40系・写真:遠藤 仁/2025-7〉
2025年度は,185系などの国鉄特急形電車をはじめ,キハ40系列や近郊形としておなじみであった113・115系の引退が相次ぎ,残る国鉄形の存在は,いっそう際立ったものになりました.1月号の特集では,それら国鉄形を一堂に集め,今一度,活躍の現状をとらえてみることにいたしました.
2月号の特集は「有料着席サービス」として,近年,とくに大手私鉄で拡大傾向にある着席料金が必要な列車を取り上げてまいります.このような列車(サービス)は古くは1980年代の「ホームライナー」など特急車の回送を利用した列車が発端とされますが,今特集では,おもに東武「TJライナー」以降の事情を,JRでは,首都圏では拡大されたSuicaグリーン車サービスを,関西でも広がりを見せるAシート,うれシートを掘り下げてみることにいたしました.また,これに等しい列車も参考事例として含めてまいりたいと思います.