鉄道ファン2026年11月号(通巻787号)
『鉄道ファン』2026年11月号
2026年9月18日発売
定価1300円(税込)

東海道・山陽新幹線“のぞみ”・“みずほ”の指定席特急料金・グリーン料金を見直しへ

JR東海 N700S量産車

写真:JR東海N700S量産車  目黒義浩撮影  小田原—熱海間にて  2020-10-25

JR東海,JR西日本は,東海道・山陽新幹線における“のぞみ”および“みずほ”号の指定席特急料金と,全列車のグリーン料金を改定すると発表した.

 料金改定は,近年のインフレの影響による安全性やサービスの維持・向上コストの上昇をおもな理由としている.これまで“のぞみ”や“みずほ”では,所要時間の短縮や運転本数の大幅な増加などのダイヤの利便性向上に努めてきたが,今後も時代に合ったサービスを提供し続けるため,指定席特急料金を改定してさらなる安全性向上やサービス改善に活用する方針.
 料金の改定時期は2027(令和9)年7月1日(木)購入分からとなる.なお,普通車自由席の特急料金は改定されない.

JR西日本 N700系7000番代

写真:JR西日本 N700系7000番代  編集部撮影  博多総合車両所にて  2008-10-14(取材協力:JR西日本)

 グリーン料金については,消費税率改定時にともなうものを除いて据え置いてきたが,さらなるサービス向上を図るために見直される.グリーン料金の改定時期は2027(令和9)年12月15日(水)乗車分からとなる.グリーン車では,車内での過ごし方や嗜好に合わせた2タイプの座席として,8・9号車に「多機能アームレスト座席」,10号車に「パーティション座席」が整備される.また,クッション材や肘掛収納式大形テーブルの導入,跳ね上げ式フットレストの採用による足元スペースの拡大などが実施される.さらに,主要駅の改札内にはSupreme Classおよびグリーン車利用客専用の待合室が新設され,上質でゆとりと寛ぎを感じられる空間や無料のソフトドリンクサービスなどが提供される予定.
 今回の改定にともなう主要区間の料金(通常期のおとな片道1名利用時)は,“のぞみ”・“みずほ”号の普通車指定席を全区間で利用する場合,東京—名古屋間は11880円(現行11300円)に,東京—新大阪間は15420円(現行14720円)に,東京—広島間は20620円(現行19760円)にそれぞれ改定される.
 全区間でグリーン車を利用する場合,東京—名古屋間は18050円(現行14960円)に,東京—新大阪間は23290円(現行19590円)に,東京—広島間は32390円(現行27020円)に引き上げられる.

N700Sの「Supreme Class Cabin」が報道公開される

▲「Supreme Class Cabin」  編集部撮影(取材協力:JR東海)

 7・10号車の「Supreme Class Cabin」についても,指定席特急料金・グリーン料金の改定にあわせて料金を改定する.
 2027(令和9)年度中に導入される「Supreme Class Seat」の発売額については,「Supreme Class Cabin」(10号車)と同額に設定する.エクスプレス予約(通常期,おとな片道1名)の場合では,東京—名古屋間が35530円,東京—新大阪間が45800円,東京—広島間が65010円などに設定される予定で,サービス開始は,2027(令和9)年12月15日(水)以降を予定している.
 このほか,「エクスプレス予約」・「スマートEX」・「LINEからEX」のEXサービスにおけるおもな商品についても,料金改定や新サービスの展開にともない同額の価格改定が行なわれる.早特商品など,ほかの割引商品についても価格改定が予定されており,詳細が決まり次第発表される.

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