鉄道ファン2026年9月号(通巻785号)
『鉄道ファン』2026年9月号
2026年7月21日発売
特別定価1400円(税込)

南海電鉄,なにわ筋線開業に向け「次期空港特急」の導入を決定
〜イタリアのピニンファリーナ社と初協業〜

南海電鉄,なにわ筋線開業に向け「次期空港特急」の導入を決定

南海電気鉄道は,なにわ筋線への乗入れを見据え,大阪・難波と関西国際空港を結ぶ現行の空港特急「ラピート」に代わる次期空港特急の導入を決定した.

 車両デザインのパートナーにはイタリアの世界的デザインファームであるピニンファリーナ社を選定し,日本の鉄道車両を同社が手掛けるのは今回が初めてとなる.
 空港特急「ラピート」は関西国際空港の開港にあわせて,1994(平成6)年に運行を開始した.故・若林広幸氏が手掛けた「アクセスロビー」「レトロフューチャー」「ダンディ&エレガンス」をコンセプトとする独創的な車両デザインは「空港アクセスを担う南海」の象徴となり,1995(平成7)年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞した.運行開始から2026(令和8)年6月末時点までの累計利用客数は延べ約7600万人に達している.
 南海電鉄は30年以上にわたり「ラピート」が築いてきた価値と精神を未来へ継承し,なにわ筋線開業を契機とした新しい時代のグループフラッグシップとなる次期空港特急の開発を目指す.

南海電気鉄道 50000系「ラピート」

写真:南海電気鉄道 50000系「ラピート」  編集部撮影  千代田工場にて  1994-1-25(取材協力:南海電気鉄道)

 1930(昭和5)年創業のピニンファリーナ社は,これまでフェラーリやマセラティ,ロールス・ロイス,ホンダなどの世界的ブランドを手掛け,自動車から建築やインダストリアルデザインに至るまで数々の名作を生み出してきた.
 両社の歴史や理念,デザイン文化を結集し,あわせて200年を超える伝統を融合させることで,世界に通用する新しい時代のフラッグシップ創造に挑戦する.車両には同社のエンブレムが掲出される予定であり,車両デザインやコンセプトなどの詳細については順次発表される.

一部画像は南海電気鉄道提供

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