
▲新形急行用車両3000系のイメージ
阪神電気鉄道は,2027(令和9)年春に導入する新形急行用車両3000系について,インテリアデザインを決定したと発表した.
3000系では,乗客がゆったりと過ごせるよう,さまざまなアプローチで開放的な空間づくりとする.既存車両に比べて車体幅と車体長を拡大し,ゆとりのある車内空間を確保する.
客室上部の視界を広げ,より開放感のある空間にするため,従来の中づり広告を廃止する.中づり広告の代替として,出入口横上部に新たに「広告表示器」を導入し,画像や映像を用いた広告コンテンツを提供する.
▲車内イメージ
連結間の通路幅を拡大するほか,大形の透明ガラスを採用することで見通しを良くし,開放感を持たせる.座席横の仕切りにも透明ガラスを採用することで視界の抜けを良くし,車両全体の開放感を高める仕様となる.
座席には,エクステリアカラーの「Re Vermilion(リ・バーミリオン)」にちなんだ赤系色のバケットシートが採用され,5人掛け座席ならびに7人掛け座席の中間には仕切りと握り棒が設置される.
▲「L/Cシート」クロスシート転換時(左)とロングシート転換時のイメージ
阪神として初めて「L/Cシート」を導入する.これは6両編成のうち1両に設定される「座席指定サービス対象車両」の中央部に配置され,ロングシートとクロスシートに転換可能な仕様である.座席指定サービスに関する運行区間や料金などの詳細は,後日発表される予定.
▲「いこいこーな」標記と設置場所のイメージ
座席指定サービスの対象車両を除く各車両には,誰でも利用できるマルチスペース「いこいこーな(Multi Space)」が設置される.
名称には,おでかけに「行こ行こ」と誘う親しみやすさと場所を表す「コーナー」を掛け合わせたものであり,「○○行こな(いこーな)」と誘う関西弁のあたたかさを感じるネーミングとした.
スペース内には軽く寄りかかれる腰当てが配置されており,立ち続ける乗客の疲労を軽減する.これにより,ベビーカーやスーツケースなどの大きな荷物を持つ乗客をはじめ,誰もが利用しやすく快適な車内空間を提供する.
画像はすべて阪神電気鉄道提供












