写真:名古屋鉄道9500系(9520番台) 能登暁規撮影 羽場—鵜沼宿間にて 2026-1-21
名古屋鉄道は15日,「名鉄グループ中期経営計画」(2024年度~2026年度)にもとづき,2026(令和8)年度の設備投資計画を発表した.
鉄道事業における安全・安定輸送の確保と,駅や車両の快適性・利便性向上,さらには沿線開発事業への戦略的投資を継続し,総額で446億円(グループ全体では1225億円)の設備投資を行なう.
▲500系のイメージ
鉄道事業においては,総額336億円を投じて輸送の安全確保と最新技術の導入を進める.車両面では,100系の後継車両である新形車両500系(6両編成1本)を導入するほか,9500系(4両編成5本),9100系(2両編成7本)をそれぞれ新造し,あわせて40両の車両増備を進める.
踏切の保安度向上を目的として,踏切障害物検知装置の更新や,AI画像解析を活用した踏切監視システムの導入箇所拡大を進める.このほか,より広範囲に列車の運行を制御できる列車運行管理システム(PTC)の導入範囲を広げ,運行のさらなる安全向上を図る.
▲金山駅 ホームドアの設置イメージ
駅施設の改良について,多くの乗降客が利用する金山駅では,ホーム上の混雑緩和を目的とした駅改良工事とともに,ホームドアの設置工事に着手する.これにあわせて,ホームドアの本設置に対応した行先表示器の更新についても検討を進める予定.
利便性向上のための新たな施策として,QRコードに対応した新形改札機の導入や,駅係員による介助をWEB上で申し込める予約サービスを導入し,バリアフリー環境の充実を進める.
▲左:知立駅付近の高架化工事/右:若林駅付近の高架化工事
都市計画と連動した鉄道の立体化事業については,名古屋本線・三河線 知立駅付近,瀬戸線 喜多山駅付近,三河線 若林駅付近,尾西線 苅安賀駅付近,名古屋本線 新清洲駅付近の計5ヵ所で工事を継続して進める.特に知立駅付近においては,2026(令和8)年度中に名古屋本線下り線の高架切替を予定しており,踏切解消による安全対策を進める.
災害対策としては,南海トラフ地震や近年の激甚化する豪雨被害を防ぐため,高架橋柱の耐震補強や変電所の浸水対策工事を一層進める.
▲名鉄岐阜駅 商業施設のリニューアル
開発事業においては,109億円を投じて主要駅周辺の再開発を進める.豊田市駅では,2026(令和8)年夏に高架下商業施設「µPLAT(ミュープラット)豊田市」の開業を予定しており,これにあわせて駅北口改札の新設を進める.
名鉄岐阜駅では,2024(令和6)年に閉館した旧商業施設「ect(イクト)」のリニューアルを進める.また,東岡崎駅では自由通路の整備にあわせた橋上駅舎化工事を進め,2029(令和11)年度の竣工を目指す北口の複合施設開発に向けた計画を進める.
このほか,森下駅へのエレベータ設置や,名電各務原駅,宇頭駅,大里駅へのバリアフリートイレ設置など,駅改良・バリアフリー化も順次進める.
一部画像は名古屋鉄道ニュースリリースから













