写真:富士急行6000系 編集部撮影 河口湖にて 2012-2-29(取材協力:富士急行・東日本トランスポーテック)
富士山麓電気鉄道は,富士急行の100周年事業の一環として,寿駅に列車が行き違いを行なうための設備を整備すると発表した.
富士急行線(大月—河口湖間/26.6km)は全線単線となっており,現在は途中の8駅で上下列車の行き違いを行なっている.寿駅は,新たに交換設備を設けることで,これまでの1面1線の構造から,新たに有効長82mの相対式ホームと分岐器2基を備えた2面2線の駅へと生まれ変わる.あわせて,300mの軌道造成やATS(自動列車停止装置),信号設備,構内通路踏切,架線などを新設する.
本事業は2026(令和8)年2月に着工を開始しており,2027(令和9)年12月末の完成を目指す.総事業費は約9億5千万円を見込んでおり,その全額を自社負担で実施する.施設完成後の2028(令和10)年1月中旬からは,試運転が開始される予定である.
現在は上下線とも毎時2本程度の運行が中心だが,2028(令和10)年3月に予定されているダイヤ改正では,観光客の利用が多い時間帯を中心に,毎時約3本とする予定で,輸送力と利便性が大幅に向上する見通しである.
ダイヤに余裕が生まれることで,大月駅で接続するJR中央本線の特急列車との接続時間が短縮されるほか,沿線イベント時の臨時列車設定や遅延時の運行調整も,より柔軟に行なえるようになるとしている.
一部写真は富士急行提供














